魔法少女まどか☆マギカ#7「本当の気持ちと向き合えますか?」感想
<<前回までのあらすじ>>
さやかと杏子の戦闘現場に、突如現れたほむら。
戦闘の仲裁に入った彼女はさやかを一撃で気絶させ、
杏子はほむらを警戒し、その場を離脱したことにより、
戦闘は終息するが、一時的な対応策でしかなかった。
戦闘の痕跡が残るその現場で、まどかは
杏子との平和的な解決を提案するが、
命を賭けた魔法少女同士の闘いに覚悟を決めたさやかに
断られ、二人の意見は擦れ違ってしまう・・・。
杏子とさやかの争いを止めるために
まどかはとっさにソウルジェムを奪い、放り投げる。
そのとっさの判断が、ソウルジェムの正体を暴くことに。
なんとソウルジェムはさやかの生命そのもので、
キュウべぇの仕事は願いを叶えることと、
少女の魂を抜き取り、ソウルジェムという形に変えることだった!
つまり魔法少女はすでに人にあらず!!
と、いうのが6話までの話でした。
さてさて、それでは以下7話の感想になります。
* * *
7話の見どころ
<<注目ポイント①>>願いの対価
「全然、釣り合ってないよ!」と叫ぶまどか。
けれど奇跡によってどんな願い事も叶える。
その代わりに魔女と戦い続ける。
不可能を可能にすることによる対価。
その対価はまどかやさやかが考えるより
きっともっとずっと重いということだろう。
「奇跡は人の命であがなえるものじゃない」
ちょっと鋼錬の人体練成を思い出しました。
さやかはもとの生活には戻れない、
それはまどかもきっとわかっている。
でもお願いだから、さやかを助けるために
願いを使うのだけはやめてくれよ!
そんなの、タダの自己満足で、泥沼だ。
<<注目ポイント②>>自業自得
杏子に連れられてさやかが訪れたのは、朽ち果てた教会。
そこで語られるのは、杏子の父親の話だった。
「他人を助けたい」という信念を有する聖職者の父の下で育つが、
教義に含まれない内容まで信者に説いたために見放され、
どう考えても言っていることも父が正しいのに誰も相手にしてくれない。
だから「父の話に人々が耳を傾けてくれるように」と願ったらしい。
杏子と杏子の父親の2人で、表と裏から世界を救うと息巻いていたらしい。
しかし、信者が増えたのは魔法の力だと父にバレてしまい、
最後は杏子を残して、無理心中してしまったらしい。
他人の都合を知りもせず、勝手な善意が家族を破滅させてしまった杏子。
その根源的な体験があるからこそ、りんごを捨てたさやかの首を絞め、
魔法は人のためにならないという信念を持つに至ったわけですね。
初めは、根本は、さやかも杏子も似た者同士だったということ。
自分のために生きる、自分のことに正直で
自分ですべて選択してきた、だから後悔はない。
そう思えば大抵のことは背負えると言い切る杏子。
さやかより自分の姿勢をつらぬけることは凄いですね。
それなりの体験と経験があるから、とも言えますけれど、
そう考えると杏子やほむらから見ると、さやかとまどかは
あまりにも赤子同然に見えるのかもしれません。
杏子なりに、落ち込むさやかをなぐさめようとしてるのかな?
<<注目ポイント③>>三角関係と後悔
退院して学校に出てきた恭介に、声をかけられないさやか。
そして仁美がずっと前から恭介のことが好きだったことを知る。
仁美はもう自分に嘘はつかないと決めたという。
「貴方はどうですか?」という言葉を笑ってごまかすさやか。
「本当の気持ちに向き合えますか」
「後悔しないように決断してください」と
言い残して去っていく仁美に何も言えないさやか。
これはいわゆる三角関係という奴ですね。
入院している間の恭介はいわゆるさやかだけの恭介で、
仁美に取られてしまうかもと思ってしまったのかも。
とりあえずじゃあ告白してみればとも思うけど、
きっとそれだけじゃなくて、もはや人ではなくなった
自分と恭介は別次元の存在だと思い詰めてるのかな。
恭介の手が直ってバイオリンを弾けるようになって
欲しいってそれだけを願っていたはずだったのに、
いつの間にか恭介と恋人になりたいって思ってて。
それは人として普通のことかもしれないけれど。
だからこそ戦いを選んでも叶えたい願いって難しい。
人はいろんな所でブレてしまうものだから。
そういう意味ではさやかは概念的には人だと思う。
<<7話を終えて>>
さやかは狂ったように笑う、嗤う、哂う。
痛覚を完全に遮断し、自分をいためつけるように
魔女の攻撃を体で受け、それでも平然と立ちあがる。
無茶苦茶な戦いに身をゆだね、表面上では笑いながら、
心の中では泣きながら、ゆっくりと破滅に向かう。
これじゃ、どっちが魔女かわからんな。
後悔しても、もう遅い。
どんなに泣きわめいても戦いは終わらない。
その時、願いを叶え、魔法少女になると決断したのは
まぎれもないさやかたちであることは確かで。
だから知らされてなかった代償の大きさを、
知ってしまったとしても揺れてはいけない。

さやかと杏子の戦闘現場に、突如現れたほむら。
戦闘の仲裁に入った彼女はさやかを一撃で気絶させ、
杏子はほむらを警戒し、その場を離脱したことにより、
戦闘は終息するが、一時的な対応策でしかなかった。
戦闘の痕跡が残るその現場で、まどかは
杏子との平和的な解決を提案するが、
命を賭けた魔法少女同士の闘いに覚悟を決めたさやかに
断られ、二人の意見は擦れ違ってしまう・・・。
杏子とさやかの争いを止めるために
まどかはとっさにソウルジェムを奪い、放り投げる。
そのとっさの判断が、ソウルジェムの正体を暴くことに。
なんとソウルジェムはさやかの生命そのもので、
キュウべぇの仕事は願いを叶えることと、
少女の魂を抜き取り、ソウルジェムという形に変えることだった!
つまり魔法少女はすでに人にあらず!!
と、いうのが6話までの話でした。
さてさて、それでは以下7話の感想になります。
* * *
7話の見どころ
<<注目ポイント①>>願いの対価
「全然、釣り合ってないよ!」と叫ぶまどか。
けれど奇跡によってどんな願い事も叶える。
その代わりに魔女と戦い続ける。
不可能を可能にすることによる対価。
その対価はまどかやさやかが考えるより
きっともっとずっと重いということだろう。
「奇跡は人の命であがなえるものじゃない」
ちょっと鋼錬の人体練成を思い出しました。
さやかはもとの生活には戻れない、
それはまどかもきっとわかっている。
でもお願いだから、さやかを助けるために
願いを使うのだけはやめてくれよ!
そんなの、タダの自己満足で、泥沼だ。
<<注目ポイント②>>自業自得
杏子に連れられてさやかが訪れたのは、朽ち果てた教会。
そこで語られるのは、杏子の父親の話だった。
「他人を助けたい」という信念を有する聖職者の父の下で育つが、
教義に含まれない内容まで信者に説いたために見放され、
どう考えても言っていることも父が正しいのに誰も相手にしてくれない。
だから「父の話に人々が耳を傾けてくれるように」と願ったらしい。
杏子と杏子の父親の2人で、表と裏から世界を救うと息巻いていたらしい。
しかし、信者が増えたのは魔法の力だと父にバレてしまい、
最後は杏子を残して、無理心中してしまったらしい。
他人の都合を知りもせず、勝手な善意が家族を破滅させてしまった杏子。
その根源的な体験があるからこそ、りんごを捨てたさやかの首を絞め、
魔法は人のためにならないという信念を持つに至ったわけですね。
初めは、根本は、さやかも杏子も似た者同士だったということ。
自分のために生きる、自分のことに正直で
自分ですべて選択してきた、だから後悔はない。
そう思えば大抵のことは背負えると言い切る杏子。
さやかより自分の姿勢をつらぬけることは凄いですね。
それなりの体験と経験があるから、とも言えますけれど、
そう考えると杏子やほむらから見ると、さやかとまどかは
あまりにも赤子同然に見えるのかもしれません。
杏子なりに、落ち込むさやかをなぐさめようとしてるのかな?
<<注目ポイント③>>三角関係と後悔
退院して学校に出てきた恭介に、声をかけられないさやか。
そして仁美がずっと前から恭介のことが好きだったことを知る。
仁美はもう自分に嘘はつかないと決めたという。
「貴方はどうですか?」という言葉を笑ってごまかすさやか。
「本当の気持ちに向き合えますか」
「後悔しないように決断してください」と
言い残して去っていく仁美に何も言えないさやか。
これはいわゆる三角関係という奴ですね。
入院している間の恭介はいわゆるさやかだけの恭介で、
仁美に取られてしまうかもと思ってしまったのかも。
とりあえずじゃあ告白してみればとも思うけど、
きっとそれだけじゃなくて、もはや人ではなくなった
自分と恭介は別次元の存在だと思い詰めてるのかな。
恭介の手が直ってバイオリンを弾けるようになって
欲しいってそれだけを願っていたはずだったのに、
いつの間にか恭介と恋人になりたいって思ってて。
それは人として普通のことかもしれないけれど。
だからこそ戦いを選んでも叶えたい願いって難しい。
人はいろんな所でブレてしまうものだから。
そういう意味ではさやかは概念的には人だと思う。
<<7話を終えて>>
さやかは狂ったように笑う、嗤う、哂う。
痛覚を完全に遮断し、自分をいためつけるように
魔女の攻撃を体で受け、それでも平然と立ちあがる。
無茶苦茶な戦いに身をゆだね、表面上では笑いながら、
心の中では泣きながら、ゆっくりと破滅に向かう。
これじゃ、どっちが魔女かわからんな。
後悔しても、もう遅い。
どんなに泣きわめいても戦いは終わらない。
その時、願いを叶え、魔法少女になると決断したのは
まぎれもないさやかたちであることは確かで。
だから知らされてなかった代償の大きさを、
知ってしまったとしても揺れてはいけない。
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テーマ:魔法少女まどか☆マギカ - ジャンル:アニメ・コミック
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