ソードアート・オンライン #04 「黒の剣士」感想

＜＜前回までのあらすじ＞＞
モンスターに襲われていたギルド≪月夜の黒猫団≫を救ったキリト。
現実世界でも友人同士だという黒猫団の暖かな雰囲気にひかれ、
キリトは自身が《ビーター》であることを伏せたまま団の一員になった。
ところがある晩、団の紅一点・サチが不意に姿を消した。
キリトは、彼女が“死”に怯えていると知り……。
「サチは死なない」と毎日励ましの言葉をかけるキリト。
この言葉に、本当はキリトが凄く強いと知っていたサチは
救われていたらしいが。キリトの決意や思いむなしく、
多勢に無勢、モンスターに襲われ、キリト以外全滅してしまう。

そしてクリスマスイブの夜、モミの木の下に現れるボスが、
死者復活のアイテムを持っているという噂を聴きつけるキリト。
しかし死者復活のアイテムではサチを蘇らせることは出来なかった。
失意のままに部屋に戻った際、キリトのメッセージボックスに
サチが残していた時限式録音アイテムが現れる。
そこにはキリトに生き続けてくれるよう願うメッセージと
「赤鼻のトナカイ」の鼻歌がこめられていた。

というのが、だいたいの3話の内容でした。
ということで、以下4話の見どころになります。

＊　＊　＊

4話の見どころ

＜＜注目ポイント①＞＞鬼畜アイテム
パーティメンバーと喧嘩別れした
ビーストテイマーの少女・シリカは、
夜の森で道にモンスター3体に遭遇し戦闘を余儀なくされる。
ヒットポイントも残りわずか、回復アイテムの枯渇。
絶体絶命のピンチ！を身を呈して守ったのは使い魔のピナ。
しかしヒットポイントが尽きて、消えてしまう。
その時、現れる偶然通りがかったキリトに、
一命を救われたシリカだったが、ピナを失い、泣き崩れる。
大切な仲間だったのというシリカの言葉に、ハッとするキリト。

ピナの残された羽を見つめ、涙ぐむシリカに
キリトが教えてくれた使い魔の蘇生法。
それは47層の南にある思い出の丘、
頂上に咲く花が使い魔蘇生用アイテムだということだった。
47層に行くためには頑張ってレベルあげをすればいつかはという
シリカの言葉をあざ笑うかのような蘇生アイテムの詳細。
それは蘇生出来るのは死んでから3日間までの間だけということ。
サチの時は、眼の前で死亡した人の場合に限り10秒だけのことを
少し思いだしちゃったけど、SAOのアイテムって鬼畜設定多いな。

ホント、ビーターって名乗るキリトだけれど、
泣いている女の子はほっておけないって
わけじゃないかもしれないけど、良い奴！

＜＜注目ポイント②＞＞妹に似ている
自分の持つ装備アイテムをシリカにあげた上で、
さらに無償で手伝いを申し出るキリト。
なぜそこまでしてくれるのかという理由は、
なんとシリカが妹に似ているからだった！！！
以外な理由、そんなに似てるのかなぁ。
やっぱり良い人だし、キリト。

ほんわかした気分になり、一時手を結ぶキリトとシリカ。
キリトもキリトで、孤独な戦いを強いられ続けていたから
彼の心が崩壊しないためにも、良い兆しかも。

＜＜注目ポイント③＞＞犯罪的な
オンラインゲームの中で、性格が変わる人もいる。
このゲームは1,2話で自らの姿に戻ってるからネカマはできないけど、
確かにもう一人の自分を作って遊ぶってことはあるかもね。
しかしキリトが明かす頭の上に浮かぶカーソルの意味。
緑色は普通の人、オレンジは人殺しを犯した
犯罪者的な意味合いを持つらしい、ある意味一目瞭然。
そういう人には近づかないようにすればいいのでは？

それにしてもシリカに慰められた際に、
キリトが浮かべた微笑はある意味犯罪的ですね！
シリカの下着姿同然のまま、勢いでドアを開け、
・・・直前で気がついて良かったね！！
このままキリトもシリカも赤面して、頭から火が出る展開に
突入して、第47層への説明が残念な感じになるのかと。
もやもやした気持ちになってしまったじゃないですか！！！

＜＜注目ポイント④＞＞蘇生の花
第47層フローリア、フラワーガーデン。
思い出の丘を目指す前にシリカに手渡すクリスタル。
戦闘離脱アイテムですかね・・・緊急事態発生時には
指示に絶対従ってくれとお願いするキリト。
これはいつぞやの事態をふせぐため、ですかね？
途中、花の化物に足をからめ捕られ宙吊りにされされ
スカートがめくれ上がってしまうシリカ。
見ないようにしつつも、手の隙間からチラミのキリト。
見てない・・・だと？不可抗力で、見えただろ！
ていうかここには変態的な敵しかいないのか？
まぁ植物園みたいなもんだし、しょうがないか。

そして辿り着く、第47層の南にある思い出の丘の頂上。
シリカが辿り着くと同時に、綺麗な花が咲いた。
3日以内にたどり着けて良かったね！！

＜＜注目ポイント⑤＞＞ロザリアの正体
蘇生の花を手に、来た道を戻るシリカとキリトの前に
現れたのはかつてのチームメイトである年増、ロザリア。
昨晩、シリカとキリトの宿舎で盗み聞きをしていたのも
きっと彼女の仕業でしょうね・・・執拗にシリカを
付け狙うとか、おまえ、ストーカーか！
と思いきや、ロザリアはオレンジギルド、
タイタンズハンドのリーダーだった・・・らしい。
ロザリアがエモノとなる人間を見つけ、
お金やアイテムをガッポリ溜めこんでから、
それをプレイヤーキラーの元へ連れて行き、KILLというわけ？
うーん、ちょっと専門用語が多くて、よくわかんないんだけど。
いわゆるオレンジ・レッドで、"PK"を行った重犯罪者ってことね。
とにかく仲間の振りしてたってことだけはわかった。

なにやらロザリアは他ギルドを襲って、リーダー以外殺害したらしく。
リーダーは泣きながら他のプレイヤーに、ロザリアを牢獄に入れてくれと
頼んで回っていたらしい、ということはそれをキリトが引き受けたのか？
仲間を殺されて、それでもそいつを殺してほしいではなくて
罪を償わせるために牢獄に入れたいと願うリーダーの依頼を受けていた。
なるほど、ロザリアはSAOはゲームであると考える派なのか。
だからこの世界で人を殺しても、問題はないと考えているのか。
だけれど、キリトもゲームマスターも言っていたように
ヒットポイントがなくなれば現実世界の人間も死ぬことは事実。
つまり、ロザリアはリアルで人を何人も殺してしまったと同義なんだけど。
ちゃんとこういうのは現実世界で逮捕されるよね・・・？

＜＜注目ポイント⑦＞＞友達
そしてプレイヤーキラーの攻撃を受けても受けても、
ヒットポイントが減らないキリト。
レベルが78と高い分、戦闘での自動回復量も多いようで、
与えられるダメージより回復量が上回っているらしい、パネェ。
そしてリーダーが全額はたいて買ったという
出口が牢獄に設定されているアイテムで
プレイヤーキラーたちを牢獄へ送ったキリト。
キリトの凄む声と俊敏さ・・・ヤベェ、カッコイイ！

シリカのホームに戻った後のキリトの言葉。
「現実世界でまた会おう、そしたらまた友達になれるよ。」
その言葉に笑顔でうなずくシリカ、可愛い！

＜＜というわけで＞＞
ともかく、ホームに戻ってピナの蘇生に成功！
「現実世界でまた会おう、そしたらまた友達になれるよ。」が
とてもよかった！キリトにとっていいことばかりじゃないSAOだけど、
この4話でのキリトの表情は始終大体はおだやかで、心の休息
みたいに感じました。人と付き合うのが苦手なキリトでも
こういう風なことを自然に言えるようになってよかった。
そして明かされるソロプレイヤーでありながら
攻略組であるビーターのキリトのホームは第50層！！！！
SAOて何層あるんだっけ、今半分くらい？？

毎回、内容が詰まってて感想も一杯あって大変。
ですが、その分見ごたえがあって面白い。
来週も期待です！