蟲師 #6「露を吸う群」感想
<<6話あらすじ>>
少年ナギが船をこぎ、ギンコを案内した先は、
大潮のわずかな時間しか上陸できない
世間とは隔絶された、彼の故郷の小さな島だった。
島では生神(いきがみ)というものを心の支えにして
なんとか生きているらしいが、ナギによると
最近幼馴染のアコヤという少女が、「生神」になってしまったらしい。
ナギは彼女をなんとか元に戻して欲しいと、ギンコに頼むのだが……。
今回の主な登場人物はギンコ、ナギ、アコヤの3人です。
それでは、以下感想と6話の見どころです。
* * *
6話の見どころ
<<注目ポイント①>>生き神
ナギとギンコがこそこそと隠れながら見た家の中。
ふくよかな体つきの父親の隣にいる、村の貴重な食料を
一人でたらふく食べる少女がアコヤで生き神らしい。
彼女に身に起こる奇跡とは、一瞬の内に衰えて死に、
鼻からピンクの粉を噴出し、元の身体へ戻ること。
その粉は病気を治すような人智を超える力があるらしい。
つまり生死を1日の間に繰り返しているということかな。
なんか外の世界から隔絶された島の宗教みたいだな。
ナギがアコヤの父親の独り言を聴いて知った真実。
病気がみるみる内に治ってしまうという理由、
それは信じる者は救われる的な効果によるものだった。
でもアコヤの身体から何らかの粉が出ているのは本当だし。
これはなんらかの蟲と関係あるのかな?
<<注目ポイント②>>島脱出計画
生き神と蟲が大潮と関係があるのではと考えたギンコが、
ナギによって案内されたのは岬の先端の洞。
そこで島民と同じように蟲に寄生され、
生死を繰り返していた生物を解剖することで
何かを発見したギンコは、すぐさまアコヤに治療を施す。
生き神になった日、アコヤは父親が摘んできた昼顔に
似た香りの強い花の匂いをかいだらしい、それがすべての始まり。
元に戻ったアコヤにナギは島を脱出することを提案する。
私が逃げても誰かがまた生き神になるだけと反対するアコヤ。
ギンコは生き神になるそもそもの原因を持ち出せばいいと言う。
3日後に島を脱出するために、生き神を演じるといったものの。
どういう周期で生き神は生死を繰り返すものなんだ?
大潮が来るたびってことなら、隠し通せるかなぁ?
<<注目ポイント③>>生き神の原因となった蟲
蟲の正体は、一日で一生を終えては子孫を残していくもので、
元はヒルガオに寄生していたが、動物に寄生することもできる。
また寄生した動物に自らの体内時間を同調させる事が出来る。
アコヤたち生き神は、蟲の短い生を生きていたらしい。
だからアコヤを診察した時、人間よりもはるかに脈が速かったのか!
蟲の生涯をそのまま追体験していたとしたら、
島を脱出するまであと2日、アコヤは2回死なないと
生き神を演じ続けられないってことじゃないのか?
案の定アコヤは父親にバレて、ナギとギンコは
大量の昼顔に似た花が咲き誇る岬の先端の祠で
当主である父親やその信者に囲まれてしまうが。
ナギを助けるためにアコヤが村人に話した真実が原因で、
アコヤの父親が島民に八つ裂きにされてしまう。
アコヤはそんなことがしたかったわけではなくて、
だからとっさに目に入ったヒルガオの匂いを吸うことに決めた。
蟲の生涯を、満ち足りた時間を過ごす事が出来る日々であれば、
生きていける・・・それがアコヤの出した答えだった。
<<6話を終えて>>
今までは蟲に寄生されて人生が変わってしまった人、
蟲に助けてもらった人など、蟲との様々な関わり方がありましたが。
6話では蟲のことを私利私欲のために悪用する人たちの話でした。
蟲の悪用をし、それを生き神信仰と称する現当主である父親と
生き神にすがって生きる島民たち。当主である父親は
全てを知っていたということだと思うけれど、
なぜこんなことを始めたのか?が疑問として残ります。
本人は亡くなってしまったので真相はわかりませんが。
生き神として蟲の生涯をすごし、1刻1刻がとても大切なもので、
生まれてから死ぬまでとても満たされた人生を送っていたアコヤ。
突然そこから開放され、人としての膨大な時間を過ごすことは
恐怖以外の何物でもなかったのかもしれません。
なんというかすさまじいシリアス展開でした。
見ながらこれで1本小説書けるんじゃねと思ってました、
それなのにこれを30分に収めるとかパネェな。
ちなみに露を吸う群は単行本第2巻に収録されています。

少年ナギが船をこぎ、ギンコを案内した先は、
大潮のわずかな時間しか上陸できない
世間とは隔絶された、彼の故郷の小さな島だった。
島では生神(いきがみ)というものを心の支えにして
なんとか生きているらしいが、ナギによると
最近幼馴染のアコヤという少女が、「生神」になってしまったらしい。
ナギは彼女をなんとか元に戻して欲しいと、ギンコに頼むのだが……。
今回の主な登場人物はギンコ、ナギ、アコヤの3人です。
それでは、以下感想と6話の見どころです。
* * *
6話の見どころ
<<注目ポイント①>>生き神
ナギとギンコがこそこそと隠れながら見た家の中。
ふくよかな体つきの父親の隣にいる、村の貴重な食料を
一人でたらふく食べる少女がアコヤで生き神らしい。
彼女に身に起こる奇跡とは、一瞬の内に衰えて死に、
鼻からピンクの粉を噴出し、元の身体へ戻ること。
その粉は病気を治すような人智を超える力があるらしい。
つまり生死を1日の間に繰り返しているということかな。
なんか外の世界から隔絶された島の宗教みたいだな。
ナギがアコヤの父親の独り言を聴いて知った真実。
病気がみるみる内に治ってしまうという理由、
それは信じる者は救われる的な効果によるものだった。
でもアコヤの身体から何らかの粉が出ているのは本当だし。
これはなんらかの蟲と関係あるのかな?
<<注目ポイント②>>島脱出計画
生き神と蟲が大潮と関係があるのではと考えたギンコが、
ナギによって案内されたのは岬の先端の洞。
そこで島民と同じように蟲に寄生され、
生死を繰り返していた生物を解剖することで
何かを発見したギンコは、すぐさまアコヤに治療を施す。
生き神になった日、アコヤは父親が摘んできた昼顔に
似た香りの強い花の匂いをかいだらしい、それがすべての始まり。
元に戻ったアコヤにナギは島を脱出することを提案する。
私が逃げても誰かがまた生き神になるだけと反対するアコヤ。
ギンコは生き神になるそもそもの原因を持ち出せばいいと言う。
3日後に島を脱出するために、生き神を演じるといったものの。
どういう周期で生き神は生死を繰り返すものなんだ?
大潮が来るたびってことなら、隠し通せるかなぁ?
<<注目ポイント③>>生き神の原因となった蟲
蟲の正体は、一日で一生を終えては子孫を残していくもので、
元はヒルガオに寄生していたが、動物に寄生することもできる。
また寄生した動物に自らの体内時間を同調させる事が出来る。
アコヤたち生き神は、蟲の短い生を生きていたらしい。
だからアコヤを診察した時、人間よりもはるかに脈が速かったのか!
蟲の生涯をそのまま追体験していたとしたら、
島を脱出するまであと2日、アコヤは2回死なないと
生き神を演じ続けられないってことじゃないのか?
案の定アコヤは父親にバレて、ナギとギンコは
大量の昼顔に似た花が咲き誇る岬の先端の祠で
当主である父親やその信者に囲まれてしまうが。
ナギを助けるためにアコヤが村人に話した真実が原因で、
アコヤの父親が島民に八つ裂きにされてしまう。
アコヤはそんなことがしたかったわけではなくて、
だからとっさに目に入ったヒルガオの匂いを吸うことに決めた。
蟲の生涯を、満ち足りた時間を過ごす事が出来る日々であれば、
生きていける・・・それがアコヤの出した答えだった。
<<6話を終えて>>
今までは蟲に寄生されて人生が変わってしまった人、
蟲に助けてもらった人など、蟲との様々な関わり方がありましたが。
6話では蟲のことを私利私欲のために悪用する人たちの話でした。
蟲の悪用をし、それを生き神信仰と称する現当主である父親と
生き神にすがって生きる島民たち。当主である父親は
全てを知っていたということだと思うけれど、
なぜこんなことを始めたのか?が疑問として残ります。
本人は亡くなってしまったので真相はわかりませんが。
生き神として蟲の生涯をすごし、1刻1刻がとても大切なもので、
生まれてから死ぬまでとても満たされた人生を送っていたアコヤ。
突然そこから開放され、人としての膨大な時間を過ごすことは
恐怖以外の何物でもなかったのかもしれません。
なんというかすさまじいシリアス展開でした。
見ながらこれで1本小説書けるんじゃねと思ってました、
それなのにこれを30分に収めるとかパネェな。
ちなみに露を吸う群は単行本第2巻に収録されています。

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