キノの旅 #3「予言の国」感想
<<3話あらすじ>>
「キノの旅 -the Beautiful World-」は
電撃文庫から刊行されている時雨沢恵一のライトノベルが原作です。
原作の挿絵から見ると若干作画に不満が残りますが、
旅人のキノが相棒でモトラドのエルメスと旅をしながら、
滞在期間3日というルールと共に様々な国を巡る話です。
あらすじとは言ったものの・・・
3話は短編詰め放題でお送りするため、あらすじはなしです。
収録されているのは「予言の国」「伝統」「悲しい国」です。
以下、各話の見どころ紹介です。
* * *
<<「予言の国」見どころ>>
<<注目ポイント①>>世界が終わる
この国で世界の終わりを迎えることになると言われたキノ。
3日間の滞在を希望するキノに対して、世界が終わるのに
宿代なんていらないと答えるホテルスタッフ。
買い物をしにいってはお代はいらないと言われるキノ。
パースエイダーの火薬や弾薬もタダ。
ここぞとばかりに追加購入するがめついキノ。
「世界が終わる」=すべてがタダになる。
世界が終わらなければすごく得したことになるよね!
<<注目ポイント②>>世界は終わらない
予言の書、それはこの国に大昔から伝わる物と思いきや、
どこか遠くの国で出版され、この国に伝わってきたらしい。
そして世界が終わると解読したのは南の司祭様らしい。
というか自分たちの国の出来事に当てはまるように解釈しただけじゃ。
そして世界が終わると予言されていた夜明けが訪れるが、
なんのことはなく世界は終わらない。
途端にキノに昨日の代金を請求する店員たち。
だが素晴らしい笑顔でそれをかわすキノ、さすがだ。
* * *
<<「伝統」みどころ>>
<<注目ポイント①>>にゃーん
キノが訪れた伝統のある国。
国中の人がネコミミを付けている。
・・・えっと、どんな伝統?
おばあさんがここぞとばかり語ったことによると、
ネコミミ党という義賊の一員がクーデターを起こして
悪い国王を追放したらしいが詳しくは割愛。
少女はキノにネコミミを進めるが断るキノ。
しょぼんとした表情を浮かべる少女。
さすがだキノ、少女の泣き落とし(?)にもなびかない。
ネコミミをつけたキノも見たかったが仕方がない。
<<注目ポイント②>>伝統
キノが出国した途端、道の途中で出会ったのは、
あの国の伝統を研究している学者だった。
その学者の研究成果によると、
これまでにも亀の甲羅を背負う、ライオンのしっぽをつける、
唄いながら食事をする・・・と旅人が来るたびに伝統を変え、
訪れた旅人にまねをさせるための仕掛けをするのが伝統らしい。
・・・なるほど、わからん。
平和で暇な国なんだなってことしかわからん。
ただ旅人の間ですでに有名になっていて、
国の住民は伝統を旅人に決めてもらおうとする
その行為そのものが伝統となっていることに気がついてないけど。
本人が気が付いていない良い所もあるってことかなぁ。
* * *
<<「悲しい国」みどころ>>
<<注目ポイント①>>悲しみの歌
胸が締め付けられるような歌が覆う国。
とある詩人が王に悲しみの歌を歌うように言われる。
だか喜びしか知らなかった詩人に悲しみの歌は書けなかった。
そんな詩人に妻は自らを刺し、自殺してみせることで
心からの悲しみを歌えるようにしてみせた。
それから詩人の歌は詩人が死ぬまで止まることはなく、
詩人が亡くなった後もその娘が一言一句違わずに歌う。
そしていつの日か、意味もわからない歌を
悲しみを忘れないために聞きつづけるようになったらしい。
よくわかんないけど、そういう国だ。
夜になったら止む歌、夜だけ訪れる悲しみから開放される時間。
そのくらいがこの国の人にはちょうどいいのかも。
<<注目ポイント②>>予言の書
だいぶ昔に、あの詩人の歌をかき取って
どこかで出版された本が、遠い国で
「予言の書」として重宝されているらしい。
え、「予言の書」ってあの予言の書!?
「悲しみの国」では悲しみを忘れないための歌として。
「予言の国」では生活を送る上で欠かせない書物として。
短編連続かと思ってたら、まさかの繋がり。
これが連作短編って奴か!
<<注目ポイント③>>世界を救うために
キノが野宿をしている時、あの予言の国に向かう他国の兵の姿が。
その兵によると、その国にも予言の書が伝わっていて。
世界が終わるのを回避する方法として、「緑の皿を割る」とある。
それは湾曲した地形と緑に合致するのがあの国で。
世界を救うためにも、徹底的に破壊しなければならないらしい。
ふうむ、なるほど・・・。
彼らにとって予言は当たったのか当たらなかったのか。
本当に解釈次第によって、物ってその形を変えるよね。
<<3話を終えて>>
今回は3本立て、連作短編仕様でした。
ちなみに「予言の国」は第5巻、「伝統」は第4巻、
「悲しい国」は形は違うかもしれませんが、
第9巻にプロローグエピローグの形で収録されています。
彼らにとって予言は当たったのか当たらなかったのか。
当たってほしかったのか当たらない方が幸せだったのか。
悲しみの歌がありがたがられる予言の書となったり。
本当に解釈次第によって、物ってその形を変えるよね。
ちなみに原作とアニメで話に若干の修正ありですね。
そこらへんの違いを楽しみたい方が是非原作を読んでみてください。

「キノの旅 -the Beautiful World-」は
電撃文庫から刊行されている時雨沢恵一のライトノベルが原作です。
原作の挿絵から見ると若干作画に不満が残りますが、
旅人のキノが相棒でモトラドのエルメスと旅をしながら、
滞在期間3日というルールと共に様々な国を巡る話です。
あらすじとは言ったものの・・・
3話は短編詰め放題でお送りするため、あらすじはなしです。
収録されているのは「予言の国」「伝統」「悲しい国」です。
以下、各話の見どころ紹介です。
* * *
<<「予言の国」見どころ>>
<<注目ポイント①>>世界が終わる
この国で世界の終わりを迎えることになると言われたキノ。
3日間の滞在を希望するキノに対して、世界が終わるのに
宿代なんていらないと答えるホテルスタッフ。
買い物をしにいってはお代はいらないと言われるキノ。
パースエイダーの火薬や弾薬もタダ。
ここぞとばかりに追加購入するがめついキノ。
「世界が終わる」=すべてがタダになる。
世界が終わらなければすごく得したことになるよね!
<<注目ポイント②>>世界は終わらない
予言の書、それはこの国に大昔から伝わる物と思いきや、
どこか遠くの国で出版され、この国に伝わってきたらしい。
そして世界が終わると解読したのは南の司祭様らしい。
というか自分たちの国の出来事に当てはまるように解釈しただけじゃ。
そして世界が終わると予言されていた夜明けが訪れるが、
なんのことはなく世界は終わらない。
途端にキノに昨日の代金を請求する店員たち。
だが素晴らしい笑顔でそれをかわすキノ、さすがだ。
* * *
<<「伝統」みどころ>>
<<注目ポイント①>>にゃーん
キノが訪れた伝統のある国。
国中の人がネコミミを付けている。
・・・えっと、どんな伝統?
おばあさんがここぞとばかり語ったことによると、
ネコミミ党という義賊の一員がクーデターを起こして
悪い国王を追放したらしいが詳しくは割愛。
少女はキノにネコミミを進めるが断るキノ。
しょぼんとした表情を浮かべる少女。
さすがだキノ、少女の泣き落とし(?)にもなびかない。
ネコミミをつけたキノも見たかったが仕方がない。
<<注目ポイント②>>伝統
キノが出国した途端、道の途中で出会ったのは、
あの国の伝統を研究している学者だった。
その学者の研究成果によると、
これまでにも亀の甲羅を背負う、ライオンのしっぽをつける、
唄いながら食事をする・・・と旅人が来るたびに伝統を変え、
訪れた旅人にまねをさせるための仕掛けをするのが伝統らしい。
・・・なるほど、わからん。
平和で暇な国なんだなってことしかわからん。
ただ旅人の間ですでに有名になっていて、
国の住民は伝統を旅人に決めてもらおうとする
その行為そのものが伝統となっていることに気がついてないけど。
本人が気が付いていない良い所もあるってことかなぁ。
* * *
<<「悲しい国」みどころ>>
<<注目ポイント①>>悲しみの歌
胸が締め付けられるような歌が覆う国。
とある詩人が王に悲しみの歌を歌うように言われる。
だか喜びしか知らなかった詩人に悲しみの歌は書けなかった。
そんな詩人に妻は自らを刺し、自殺してみせることで
心からの悲しみを歌えるようにしてみせた。
それから詩人の歌は詩人が死ぬまで止まることはなく、
詩人が亡くなった後もその娘が一言一句違わずに歌う。
そしていつの日か、意味もわからない歌を
悲しみを忘れないために聞きつづけるようになったらしい。
よくわかんないけど、そういう国だ。
夜になったら止む歌、夜だけ訪れる悲しみから開放される時間。
そのくらいがこの国の人にはちょうどいいのかも。
<<注目ポイント②>>予言の書
だいぶ昔に、あの詩人の歌をかき取って
どこかで出版された本が、遠い国で
「予言の書」として重宝されているらしい。
え、「予言の書」ってあの予言の書!?
「悲しみの国」では悲しみを忘れないための歌として。
「予言の国」では生活を送る上で欠かせない書物として。
短編連続かと思ってたら、まさかの繋がり。
これが連作短編って奴か!
<<注目ポイント③>>世界を救うために
キノが野宿をしている時、あの予言の国に向かう他国の兵の姿が。
その兵によると、その国にも予言の書が伝わっていて。
世界が終わるのを回避する方法として、「緑の皿を割る」とある。
それは湾曲した地形と緑に合致するのがあの国で。
世界を救うためにも、徹底的に破壊しなければならないらしい。
ふうむ、なるほど・・・。
彼らにとって予言は当たったのか当たらなかったのか。
本当に解釈次第によって、物ってその形を変えるよね。
<<3話を終えて>>
今回は3本立て、連作短編仕様でした。
ちなみに「予言の国」は第5巻、「伝統」は第4巻、
「悲しい国」は形は違うかもしれませんが、
第9巻にプロローグエピローグの形で収録されています。
彼らにとって予言は当たったのか当たらなかったのか。
当たってほしかったのか当たらない方が幸せだったのか。
悲しみの歌がありがたがられる予言の書となったり。
本当に解釈次第によって、物ってその形を変えるよね。
ちなみに原作とアニメで話に若干の修正ありですね。
そこらへんの違いを楽しみたい方が是非原作を読んでみてください。



スポンサーサイト

コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://2yoki.blog.fc2.com/tb.php/33-dbb867ff
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)